普通の人
「普通の人ができることができない...」
「みんなとは違う」
普通の人って誰?みんなって誰?
いい大学から新卒で終身雇用されてで20代で結婚して30までに子供がいて20年ローンで家建てて子供をまたいい大学に行かせて...って方?
キャリアのために転職繰り返す方?家は建てないほうかな。夫婦喧嘩はしない?離婚の可能性は?ペットを飼う予定は無いか。仕事はあんまり楽しまないのかな。子供はあまり得意じゃ無いかもね。趣味で結構散財しちゃってるかも。
普通の人って誰?みんなって誰?
あなたより偏差値の高い人?いい大学に行った人?忘れ物しにくい人?年収の高い人?あなたより人生楽しんでる風の人?
それって具体的に誰だろう。
友達のY?母親の知り合いの人?いや、母親?学校の同級生みんなかな。えっ、みんな同じ人だっけ?みんな「普通の人」だっけ?
一体全体自分が憧れてる普通の人とかみんなとか、それって誰なんだろう。
無我ということ
規則が型をつくる。
型が心をつくる。
心が私を形づくる。
私は存在しない。
私は規則を作る。
馬肉
昨日食べた馬が、この風を起こしている。
馬が僕の体を動かし、息を吐かせる。
それは馬ではなく馬の体である。
馬は失われた。熱になった。
馬は風になったのだ。
風が命を生む。
うちつける壁
うちつける壁だ。
瞬く間に迫りくる。
知らぬ間にすぐそばに。
決して打ち勝てぬ。
寄り掛かり明日を見よ。
厭世の文
全く嫌なことが忘れられない。
本当に些細なこと。些細なことなのだ。でも、こちらが動きを見せればどこからか即座に蘇り、こちらを殺しにやってくる。
あの目!何よりも嫌いな目。今になって、よりにもよって今、この時に、あの目を向けられようとは。人を試す冷たい目だ。お前のような奴が嫌いだ。その目を当然のように向けてくる奴。ただただ、その目から逃げてきたのに、それで行きてきたのに、やってこれたのに、ここで。ここで相見えるとはな。己を否定された気持ちだ。全てだったのに。否定されたくないことが。
自分を否定されたくないのなら、自分が否定してやらないことだ。違うか?これも、「これが現実さ」で終わらせればいいってことか?
アァ厭世厭世。
神さま
みんなに忘れられたら、神さまは消えてしまう。
神さまを忘れたとき、みんなはひとりになってしまう。
ああ神さま、消えかけた神さま。
僕を助けて、みんなを助けて、
人は人だけじゃだめなんだ。
ああ神さま、
助けに来ておくれ。