山林竹田更良記

思いつきを。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

やはり朝焼けは最高だ。夕焼けは胃もたれする鮮やかさだ。さっぱりとして上品に珍しい紫の色合いを見せる朝焼けの日が出始める少し前あたりが最高だ。見る側としては、徹夜明けの少し頭痛がしつつほんのり眠い状態で見るのがよい。どこからか達成感のような…

厭世の文

全く嫌なことが忘れられない。 本当に些細なこと。些細なことなのだ。でも、こちらが動きを見せればどこからか即座に蘇り、こちらを殺しにやってくる。 あの目!何よりも嫌いな目。今になって、よりにもよって今、この時に、あの目を向けられようとは。人を…

神さま

みんなに忘れられたら、神さまは消えてしまう。 神さまを忘れたとき、みんなはひとりになってしまう。 ああ神さま、消えかけた神さま。 僕を助けて、みんなを助けて、 人は人だけじゃだめなんだ。 ああ神さま、 助けに来ておくれ。

漬物石

誰がために生きるのか 己がために生きるのか 何のために生きるのか それを知るために生きるのか? 失われてしまった 力がない でも、という強さがない 感じている 頑張るためにはまず頑張らなくてはならないと 許すためには許し 愛するためには愛する ちゃん…

郊外に行くと空の広さに驚く。 私は首折れた都会人の子であるがために、人によって囲われ煙に彩られた空しか見たことがなかったからだ。小学生の時、祖父母の家から帰るとき、疲れたふりをして車の中で伏せていたが、実はあれは泣いていただけというのは秘密…

短歌

消えかけのろうそく外の風に揺れて僕は不定形の化け物

家政人現る

最近、刃物が怖くなった。包丁など持っていると、尻がヒンッとなる。包丁で野菜を切っていると、自分の指を切る幻覚が見えて気が休まらない。どうやら自分で研いだために包丁の切れ味というものが実感されてしまったようだ。全く料理の修行が捗らない。これ…

絵画世界

いやあ、愉快愉快! 彼はニッコリしてふたつえくぼ。 めんたまをぐるぐる。 いやあ、愉快愉快! 僕もニッコリしてひとつえくぼ。 めんたまをぐるぐる。 絵の中の僕らは、客を驚かす。 おや!目の向きが変わった! ちょっとちょっと、手が開いたよ! 絵にとら…

やじろベェ

腕を切ったり薬を飲んだりできることはたくさんあるけどそれはひまつぶし。何もない苦痛から逃げられるから最高だ。あるいは作業。無心と快楽が得られるものだ。あるいは生き甲斐とも言えるだろうか?どちらも私とは無縁なものだ。中庸の苦しみは半殺し、や…