山林竹田更良記

思いつきを。

2019-01-01から1年間の記事一覧

やはり朝焼けは最高だ。夕焼けは胃もたれする鮮やかさだ。さっぱりとして上品に珍しい紫の色合いを見せる朝焼けの日が出始める少し前あたりが最高だ。見る側としては、徹夜明けの少し頭痛がしつつほんのり眠い状態で見るのがよい。どこからか達成感のような…

厭世の文

全く嫌なことが忘れられない。 本当に些細なこと。些細なことなのだ。でも、こちらが動きを見せればどこからか即座に蘇り、こちらを殺しにやってくる。 あの目!何よりも嫌いな目。今になって、よりにもよって今、この時に、あの目を向けられようとは。人を…

神さま

みんなに忘れられたら、神さまは消えてしまう。 神さまを忘れたとき、みんなはひとりになってしまう。 ああ神さま、消えかけた神さま。 僕を助けて、みんなを助けて、 人は人だけじゃだめなんだ。 ああ神さま、 助けに来ておくれ。

漬物石

誰がために生きるのか 己がために生きるのか 何のために生きるのか それを知るために生きるのか? 失われてしまった 力がない でも、という強さがない 感じている 頑張るためにはまず頑張らなくてはならないと 許すためには許し 愛するためには愛する ちゃん…

郊外に行くと空の広さに驚く。 私は首折れた都会人の子であるがために、人によって囲われ煙に彩られた空しか見たことがなかったからだ。小学生の時、祖父母の家から帰るとき、疲れたふりをして車の中で伏せていたが、実はあれは泣いていただけというのは秘密…

短歌

消えかけのろうそく外の風に揺れて僕は不定形の化け物

家政人現る

最近、刃物が怖くなった。包丁など持っていると、尻がヒンッとなる。包丁で野菜を切っていると、自分の指を切る幻覚が見えて気が休まらない。どうやら自分で研いだために包丁の切れ味というものが実感されてしまったようだ。全く料理の修行が捗らない。これ…

絵画世界

いやあ、愉快愉快! 彼はニッコリしてふたつえくぼ。 めんたまをぐるぐる。 いやあ、愉快愉快! 僕もニッコリしてひとつえくぼ。 めんたまをぐるぐる。 絵の中の僕らは、客を驚かす。 おや!目の向きが変わった! ちょっとちょっと、手が開いたよ! 絵にとら…

やじろベェ

腕を切ったり薬を飲んだりできることはたくさんあるけどそれはひまつぶし。何もない苦痛から逃げられるから最高だ。あるいは作業。無心と快楽が得られるものだ。あるいは生き甲斐とも言えるだろうか?どちらも私とは無縁なものだ。中庸の苦しみは半殺し、や…

無視できない存在

都会と田舎のなんと違うことだろう。 ああ疎ましくて仕方がない。あなたとわたしの間の相克。君がどうかは知らないが、僕は気にして、神経をいちいちすり減らしているのだ。何十何百のあなたとの相克。散り散りになって途方にくれてしまう私は過敏か?お前の…

自転車

コーと走ってキシキシ震える僕の自転車 ポンコツエンジン積んで行く 地をはい地上を駆けめぐる ぎゅむと止まってぐわんと加速 空の色してよく走る でもポンコツエンジン積んでいる ポンコツ積んでどこへ行く

シンナー

枕元にマニキュアを置くな。朝起きたらラリってしまう。きっと素敵な夢を見る。スプレー式ケミカルの香り、売れてるものはいい匂い。甘くて体に悪い匂いが引き付けるのは破滅願望に自傷の快感。でもあまりラリってしまうことはないんだ。密室で使っても気分…

爪噛み

歯が欠けるほど爪を噛んで、肉も噛んで、血が出た。爪と肉の間の、薄くて硬い層を引っ張ると、血が出た。 どこまでもぬるく間延びしてゆく甘皮にしびれを切らし、歯で引っ張ったらべろんと剥がれて組織液がにじみ出た。血は出なかった。 爪と指の間に、少し…

乳首下毛

ぼくの乳首下毛、乳首の下から生えている。 何もないところにヒョンと出ている。 脇毛と同じ剛毛で、つやつやうねうねしている。 ど根性け 気がつけば脇からもツンと生えている。 これは剛と名付ける。 乳首下毛はなんか抜けてた。

ろうそく

有機的で親しみを持たせるろうそくの甘い光が、コンクリートの壁を照らす。ふるえる炎は逃れられない。現れるとともに、消えることも運命付けられているのだ。 芯は倒れて蝋に埋まる。 固く確かに虚無が来る、いつか火のつくその日まで。

残念無念の怨念

全てが勉強だろ。机を前に椅子に座ってやるものが勉強じゃあない、食卓の上からゴミを除いてみろ。いちいち小皿に分けろ。すぐさま汚れは拭き取るんだ。見ればわかる、感じる。神は細部に宿るのだ。瞬く間に食事の質が上がるのを感じるはずだ。…なぁ、なあ!…

大切にしたいこと

クッキーを食べながらスマホをいじる、クッキーを見る、スマホをいじる。意識が移動しているのをはっきりと感じられる。クッキーの味のなんと複雑なことか。粉っぽい味にわずかなカカオの匂い、複雑な小麦の構造物を歯でプレスする度に滲み出る油の快感、後…

ダメですよ!

あっちこっちしてやるならやる、みんなやる。やらないならやらないで1人もやらない、これは日本人の国民性なのかしら? じゃあ僕は日本人の純粋なるところにいます。 最初挫けたらもうダメ、やらない、一切やらないあぁイライラいらいら。でもわずかにでも光…

母は子を産み 母の思うように 子を思いやる 母は母の世界で 子を成功させようとする 母は母でしかない 母は一他人でしかない 子は子でしかない 母から生れながらも 子は一他人でしかない 私ではない

俺か、俺じゃないか

自分の頭は思考でいっぱいだ。いちいちいつまでも考えるし、それでいて自分勝手。 一方で他者と話すと大体、こいつら頭空っぽだなと思う。何も考えないし、自分勝手だ。 でも、こいつら幸せそうだなと思いながら、自分の頭を拳で殴り続ける。アホになれ、ア…

雨守り

雨の日に、車のトランクを開いて荷台に腰掛ける。 外に開かれたまま、屋根に当たる雨音を感じる。 なにか、守られているように思える。 タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ サァーーーーーーーーーー ピチッ……ピチャン……チャピッ…… 焦点を変えれば無数の雨…

革命家

勉強が、目標や理想を持って行う試行錯誤であるならば、僕は勉強が大好きだし、生きがいだ。 日々勉強して、僕は革命を起こすのだ。勉強で得たたっぷりの知見からガツンと現実に体当たりする。そして揺り戻される。革命の最先端にいた人間が先鋭化し、ありえ…

寝る前のルーティンワーク

だめみたいだ。毎夜毎夜死ぬことしか考えられない。意志の力で死ねればいいのに。なぜ自分で自分の生命活動を停止できないんだろう。強く思ったら、心臓が止まったり細胞分裂が終わったり痛みが消えたりすればいいのに。 何もやらずに腐ってゆこうとするのす…

汚醜

仮に君、私が何よりも醜く、汚らしく、悪臭を発するものであったなら、全ては美しく思えるだろうか。最底辺と体の底から思えたら、絶対的にそう思えたら、救いはあるかもしれないね。 仮定の話だ。そう気にしてはいけない。

今まで一番なるまいと思っていた妙なこだわりを持つ人間と完璧主義者が、いつの間にか自分自身のこととなっていた。 笑うしかない。 くそが。 草草草草草草 大草原 モンゴル行きたい。

消えてしまうもののために

美しいものを見ると心が洗われる。ただただ美しいものを眺め、情動を楽しむ。強く求めてはいけない。注目は全体を遠ざけ、美しさへの執着は空の心を生む。見てはいけない。 ちっぽけな自分は存在し、美しく思え、目が離せないでいる。未開な何か、透き通るも…

気のせいだろうか?

こんなにも僕は情緒不安定であったろうか? 週の初めには可能性に満ちた顔を世界に見せ陽気に自発的な会話をしていたはずだが、今や地の底で這いつくばる気持ちだ。誰とも接したくなくなる。

ちっぽけだ。

ほんと、生物ってなんなんだろうな。ゴキブリは僕と同様に生物で、飯食ってうんこして生きてる。ヒトはそれに加えて石を削って木を切って、土を掘り返し鉄を溶かして。なんだこれ。猿の次がヒトって。冗談だろう?じゃあ、猿の前はフンコロガシだ。たまに二…

tapioka

まんぷくのタピオカ。 タピタピのおなか。 ぷくぷくのほっぺた。 。。。。。。。。。

題名は、覚えてないっていう(笑)

安くてよい服は中古と決まっている。どうしたって少し古い物が好きですし。古い物で懐古する、昔信者の相はあるとは思う。誰かが言っていたけれど、古い感じにするとちょっとした滑稽さのような、時代的なもの、現代に対して不真面目な感が現れているような…