山林竹田更良記

思いつきを。

厭世の文

  全く嫌なことが忘れられない。

  本当に些細なこと。些細なことなのだ。でも、こちらが動きを見せればどこからか即座に蘇り、こちらを殺しにやってくる。

  あの目!何よりも嫌いな目。今になって、よりにもよって今、この時に、あの目を向けられようとは。人を試す冷たい目だ。お前のような奴が嫌いだ。その目を当然のように向けてくる奴。ただただ、その目から逃げてきたのに、それで行きてきたのに、やってこれたのに、ここで。ここで相見えるとはな。己を否定された気持ちだ。全てだったのに。否定されたくないことが。

  自分を否定されたくないのなら、自分が否定してやらないことだ。違うか?これも、「これが現実さ」で終わらせればいいってことか?

  アァ厭世厭世。