山林竹田更良記

思いつきを。

寿命と命

 樹木希林さんは「明日死ぬなら何を食べたい」という質問に対し、「何も食べない。食べることは他の命をもらうことであり、明日死ぬなら何者も殺さず死ぬ」というようなことを言っていたそうな。

 なるほどそうだ。確かに。ところであさって死ぬなら、どうする?一週間後なら?三ヶ月で死ぬとなったら?つまり、われわれはいつか死ぬわけで。急に死んだりゆっくり死んだり差はあるけれど。いつもは食事の時死を、寿命を意識しない。もし寿命がわかって「何ヶ月後に死にます。何日前から断食すれば寿命と同時に栄養失調で死ねます」とわかればそれはすばらしい。寿命を最小の殺生で全うできるのだから。樹木希林さんの答えは問題提起だ。

「私はこの牛を殺した命で明日どう生きるのか」

よくわからんパン食べてゲームしてボーッとして初音ミクの声は可愛いなと思いながらこんな文章を書くんだ。僕は、死ぬのが怖いから生きてる。きっと苦しいんだろうって思うから。ごめんね。この気持も朝には忘れるけど。