山林竹田更良記

思いつきを。

題名は、覚えてないっていう(笑)

 安くてよい服は中古と決まっている。どうしたって少し古い物が好きですし。古い物で懐古する、昔信者の相はあるとは思う。誰かが言っていたけれど、古い感じにするとちょっとした滑稽さのような、時代的なもの、現代に対して不真面目な感が現れているような、そんな感じが宿る。ファッションの話だったはず。僕は確かにそんな感じがして、そんな感じ好きだなあぁ。そんなところ、いいと思うんです。あえて流行から逆を行く。天邪鬼ですから(笑)

私:なるほど、どなたから出た言葉かは覚えていないけれど、その言葉に刺激を受けたと。

己:そうですね。

私:でも、名前は覚えていない?

己:でも、名前は覚えていないっていうね(笑)。こんなのばかりですよ。内容を重んじすぎる節がある。父親のせいでしょうね。

私:お父さんが、そういった方でしたか。古風な”漢”って感じがしますね。

己:そうですね。でも、名前は覚えてないっていう(笑)。

私:名前を覚えるのは苦手でいらっしゃるんですねぇ。名刺、忘れずに渡さないと(笑)。ちなみに、私の名前、覚えていらっしゃいますか?

己:私の名前ですか?そうですね、確か筆者と同じで、野生で暮らしていそうな名字と、走りが速そうな姓ですよね。でも、名前は覚えてないっていう(笑)。

私:そうですか。名より実を取る猟山駆さんに、本日はお話を伺いました。ありがとうございました!

己:はい、こちらこそありがとうございました。・・・あ、あー、あ?

私:同じ猟山です。

己:ぉあ、あぁ。うん、あーね。ありがとうございました。