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山林竹田更良記

思いつきを。

ほうらやっぱりそうだ

 スマホで文章を記入している最中にちょっと複雑な考え事を思い出し、少し嫌になってスマホを握りしめたらいくつかのタッチした振動があり、何事かと思って画面を見ると「くぁああr」と書いてあった。どうやらスマホと心が通ったようである。
 このように、機械と心が通うというようなことは割と起こる。ウォークマンで音楽を聞いている時、曲の最後に差し掛かった時にどこからともなく脳内で別の曲のメロディーが流れて来る。すると、必ず次の曲はそれである。
 ウォークマンから何らかのテレパシーが出ているのだろうか。あるいは僕のテレパシーがウォークマンを動かすのだろうか。
 これの真偽はなんとも言えない。脳みそもウォークマンも電気で情報伝達しているから、なにか思いが通づるところがあるのかもしれない。でもそんな前例は聞いたことがないから、もしかしたら僕の超能力かもしれない。活用できたら、電子機器が発展していく未来で最強の人間になれるかもしれない。全てを自分の意のままに操れるかもしれない。
 いや、待て。まず前提からして違う。”必ず”というのは間違いである。こう思うのはまったくもって心理のせいである。思い通りに予想が的中すると「ほうらやっぱりそうだ。」と思い、それ以降はそれが起こるたびにもう必ずそうであるかのように思い込んでしまう。長い目で見れば偶然と言ってもいいほどの確率であるにもかかわらず。よって、結果を冷静に考え直す必要がある。本当にいつもそうなのか?違う結果がなぜ起こらないのか?因果関係と他からの影響を想像し総体的に判断する必要がある。
 おや、また曲を予知した。
 ほうらやっぱりそうだ。